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2008年5月

コバルトアワー

一日の労働を終えて、港に帰って行く小さな漁船。
水平線に向かう、太陽が走らせた、一本の銀波。
夕闇に包まれてゆく、奇怪な形状の岩の群れ。

不思議な安らぎが訪れる時刻です。

Kinnami

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緑の渓谷

前日からの強い雨が朝方まで降り続き、岩のコンディションが悪そうだったので、久し振りに岩探しに出掛けてきました。

昨年の春、海と山をドライブしまくって見つけておいたポテンシャルリストの中から、夏向きの涼しそうな場所を選んで、車を走らせたのですが、川の水がかなり増水していて、エリアに到着すると、面白そうな岩の殆どが水没していました。

なんとか登れそうな岩を見つけて、河原に下りようとしたのですが、手頃なアプローチがなく、藪をへつって、崖を滑り降りて、濡れた苔にスリップして、岩の隙間に体ごと挟まって、やっと辿り着く事が出来ました。

岩質はなめらか系で、所々に石英質の筋とか小さな塊があり、これを使った独特なボルダリングが楽しめそうです。この日トライした岩のリップには、美しい緑色の苔が群生していて、あまりにも見事なので、そのままホールドとして使ってみました。

また、水が少ない時に、出掛けて来ようと思います。

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▲緑と白のコントラストが涼しげなエリア遠景

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▲急流の脇に見つけた課題

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▲石英質の粒をつまんで、苔々にマントルを返す課題

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▲ふかふかの苔に覆われたリップ

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海風にのって

二日目は、午前中に強い干潮があり、高知の特徴である海のボルダーに向かいました。

最初は、ハイボールプロジェクトのエリア。
ここでは、きよみさんが、汐の引いた磯に見つけた美しい課題を、ランディングに石を敷き詰めてトライしたのですが、なかなかにデリケート且つデインジャラスで、完成はなりませんでした。いろいろと課題を設定して遊んだ後、折角なのでと、鈴木さんにプロジェクトを触って貰いました。まだまだ、マジトライをするには、砂々ホールドの掃除と上部の瘤状の強度チェックが必要でした。

潮に急かされる様に、もう一つのエリアに移動。
ここでは、タイプの違う課題をふたつ紹介しました。

ひとつめは、「波打ち際のフェース」。
この課題、高さは5m程、ランディングはゴツゴツの岩で、マットがうまく置けず、上部で落ちる事は出来ません。鈴木さんが、トライ前に、太平洋に向かって放った小水が、海風にのって、にわか雨のように降って来るというアクシデントの後、見事トップアウトされました。

ふたつめは、ホワイトボルダーの「縁」。
海のボルダーは、結構脆いのが多いのですが、この岩は固く確りしていて、白く美しく、素晴しい内容を持つ課題です。途中、本物の雨が降り始め、残念ながら撤収となってしまいました。

夢のような時間はあっという間に過ぎてしまい、帰りに黒潮温泉に案内して、お別れとなりました。マーシー&おきよさん、子供たちと、たくさん遊んで貰ってありがとう。また、いつでも遊びに来てください。

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▲汐の引いた磯に見つけた、美しい課題

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▲久し振りに登場のミカリンさん

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▲名村ボルダー 「波打ち際のフェース」

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▲ホワイトボルダー 「縁」

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▲「縁」をトライする、きよみさん

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「超時空」

二つの座標間に存在する、ある法則を見つけ出し、それを現出させる行為。

今週は、兵庫の鈴木さん夫妻より、再訪の連絡があり、初日は、ご希望により、この正月から開拓を始めたFutureエリアに向かい、ジョニさんにより初登された既存課題を楽しだ後、このエリアを象徴する大岩のケーブ状に、トライを開始し、抜け口にある立体的なムーブが発見され、最下部のスタートホールドから通してのトライが数度行なわれ、見事完成され、鈴木さんが、近所の酒屋の親父に、私のプロファイリングの末、薦められた「超時空」という日本酒から、名前を取って命名し、さらなるプロジェクトにアタックを駆けたのですが、これまた凄い内容で、次回のお楽しみとなり、帰り道に海沿いのボルダーに、寄り道をして帰宅し、お客さんが来てハイテンション状態の子供たちを、お風呂に入れて貰い、リンスまでして貰い、浴後のビールアップの後、海の幸を堪能しながら「超時空」で一緒に一杯やり、締めくくりに、絵本を3冊呼んで貰って、長い長い一日が完了しました。

「岩、会いにゆきます」井の中の蛙道場、リンク追加させて頂きました。

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▲今年の正月、雪のちらつく極寒のなかで初登された「雪月花」

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▲「Sisters」の鈴木さん夫妻

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▲「超時空」をトライする、きよみさん

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▲「超時空」 ここから、リップに向けて抜けていく

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▲Next One!

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ゆず庵

国道55号線から、南国インターに向かう道の途中、柚の形をした緑色の看板があります。
ここが、高知で怪しさランキングトップ3にカウントされている、レストランゆず庵です。

駐車場に置かれた、ねこバスの改造車。
坂本竜馬から届いた、開店祝いの花輪。
入り口でむかえる、笑顔のアンパンマン。
何をするところか、よく分からない小屋。

久し振りに訪れたのですが、数年前より、一段と怪しさがアップしていました。
この日は、お薦めに従って、世界一うまいというオムライスを頂きました。

会計の際、アメリカンなお姉さんが、しっとりした手で、私の手を握り締めるように、お釣りを渡してくれたのは、何か意味があっての事だったのでしょうか...。その事が気になって、眠れません。

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カメがのぼる丘

私は、カメだ。

動物界脊索動物門爬虫綱カメ目イシガメ科イシガメ属という、意味があるともないとも言える、勝手な区分に分類された、海の近くの三日月形の池に生息する、イシガメだ。

今日、私は、いつものように、朝の散策に出たのだが、ふと思いつき、いつもの曲り角で、いつもとは違う方角に足を向けてみた。いやに歩きにくい、ツルツルの道であったが、ピカピカの光に導かれて、丘の上の方へと進んでみた。

坂の途中、対向車線に、業務用の白い車が急停車し、汗と泥にまみれた、指が傷だらけの男が、飛び出してきて、リサイクル店で買ったカメラを私に向けて、何枚も写真を撮り、しまいには、アスファルトに寝そべって、シャッターを押した後、下りて来た時と同じように、大急ぎで車に乗り込んで、生きんが為の仕事に戻っていった。

寄る年波により、筋肉量が往年の60%に低下した私が、バテバテになって、丘のてっぺんにたどり着いた時、体感温度17℃の、気持ちのいい風が吹き抜け、彼方には、はじめて見る群青色の海が、どこまでも広がっていた。
あまりの心地よさに、私は、今日の予定を全てキャンセルし、千変万化する青をたっぷり堪能した後、数え切れないほどの星が降りはじめた宵、いつもの塒に戻った。

Kame

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「塗仏(ぬりぼとけ)」 -宴の始末-

平成20年5月6日、前日の雨もすっきり上がった、素晴らしい五月晴れの下、奥物部のうたげ岩にて、宴の始末が無事完了致しました。

連休を利用して、高知の岩を登りに来られていた、兵庫の鈴木(マーシー)さんにより、昨年の春より宴の支度を進めておりました、静かな山里にひっそりと隠れた、恐ろしいほどに存在感のある大岩の、ど真ん中を貫き、見事な縁に這い上がってゆく、プロジェクトラインが初登されました。

久し振りに痺れるような、ボルダリングを見せて頂きました。鈴木さんと共にチャレンジしていた、広島の笹木(ゲン)さんも、直後に気合の第2登を果され、連休最終日のこの日、私にとっては忘れられない、素晴しい一日となりました。

課題名は、鈴木さんの好意により、私が予てより準備しておりました「塗仏(ぬりぼとけ)」とさせて頂きました。

この連休中、私が細々と開拓をしていたエリアを、沢山の方々が訪れ、新たな課題の初登や、素晴しいスタイルを見せて頂き、ちょっと弱りかけていたモチベーションに、エネルギーを再充填して頂きました。

みなさん、ありがとうございました。
まだまだ、行くぜよ。

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▲うたげ岩へのアプローチ。これから、宴の始末がはじまる。

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▲「左のマントル」でのウォームアップ

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▲プロジェクト下部へのトライ

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▲プロジェクト上部へのトライ

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▲「塗仏(ぬりぼとけ)」 宴の始末を締め括るトライ

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▲みんなで記念撮影

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リアルゴールデン

ゴールデンウィーク後半戦、4連休の初日。

いつも、殆ど一人で登っている私にとっては、信じられない位のクライマーが、各地からR33に登りに来てくれました。兵庫県から夫婦ペアが二組4名、広島県から5名、徳島県から3名、愛媛県から4名、高知県から1名、うちの家族を入れると、なんと21名もの人間が、岩だらけの河原で熱い暑い(最高気温32℃)ボルダリングを楽しみました。

まだ数少ない既存課題をトライしながら、その周りにある魅力的なプロジェクトラインの数々を、皆さんがチャレンジしながら進行していきました。なかでも、「緑の波々カンテ」の横にある、縦に縞々が走った岩を、ピンチからピンチへのジャンプで登る課題は素晴らしく、徳島のabeさんが設定、広島のゲンさんが初登、兵庫のマーシーさんが2登、空かさずabeさん、兵庫の中井さんが3登・4登を決めるという、この日のハイライトとなりました。

また、いつもの事ながら、皆さんに、うちの子供達の遊び相手をして頂き、ありがとうございました。特に、愛媛のマサトさんと徳島のおにいさんには、献身的なお相手となって頂いたようで、お礼を申し上げます。

さあてと、後半戦はあそこに出掛けますか。
※黒ボル写真館に4枚追加

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▲広島から来られた女性グループ

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▲ピンチからピンチへジャンプ、そしてリップへ。まさにピンチ野郎!

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▲課題名に込めた初登者の思い虚しく、ヒールフック課題となった「80'Forever」

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▲広大なスラブを登る、徳島のabeさん

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▲この岩の周りに、こんなに人が集うようになるとは...

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▲ジムナスティックな動きが要求される、強烈なハングのプロジェクト

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▲素晴らしいボルダリング日和でした



▲R33-G (08/05/03)
(クリックするとスタートします)

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ひろめ市場

昭和の日の祝日、頑固な疲労の蓄積を感じ、久しぶりに岩登りをお休みにして、家族でバスに乗って、町にお出掛けしてきました。

高知市の中心部、帯屋町2丁目にある「ひろめ市場」は、10年程前に出来た屋台村のような施設で、高知の海産物や特産物を販売する店と、郷土の料理を提供する店が、ごちゃごちゃ~と詰まっていて、観光客のスポットにもなっています。

この日は、昼間から生ビールでアップをし、メインで藁焼きの鰹のたたきを塩で堪能させて頂きました。猛烈な炎で焼かれた外側がカリカリの熱々、中身はレアレア、これが本物のたたきです!
ミカコさんは、日頃の疲れをとるように、チューハイのお替わりをしておりました。
お疲れ様です...

Hirome
▲「ひろめ市場」入り口

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▲この強烈な炎が決め手

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▲焼きたて鰹のたたき

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