« のぼっちゅうにゃあ | トップページ | ウルトラマリーン »

黒潮ボルダリングツアー

【1日目】 (奥物部、日ノ御子)

17年前にアメリカのスミスロックに岩登りに行った時、アパートに1ヶ月間居候させて頂いた木織さんを、高知のボルダーに招く事になり、連絡を貰った時から、非常に楽しみにしておりました。最初の夜は、感謝を込めて、高知の皿鉢料理で歓迎させて頂きました。久し振りの再会でしたが、木織さんの指は、クライミングに情熱をかけている人間のそれでした。
クラックス社長の前島さんも、30日の朝に高知入りされ、龍馬空港でピックアップし、まずは奥物部の宴岩に向かいました。途中から、山には白い霞が掛かり、到着する頃には粉雪が舞い始め、私の活動限界を超えた冬の世界となっていました。
極寒の中でしたが、左のマントルから順番に課題を楽しんで頂き、メインのプロジェクトにトライして貰いました。流石に完登はなりませんでしたが、「素晴らしい課題」とのお墨付きを貰い、大変嬉しく思いました。

宴岩全景
Mono2

  左のマントル課題              「かかと野郎」右の課題
  Mono3    1_02

プロジェクトへのトライ
Mono4

昼食は山を下りて、奥物部も○じそばというのを食べたのですが、このそば 味はいいのですが、麺が5cm程に細切れにされていて、非常に食べづらく、ちょっと納得出来ないメニューでありました。その後、日ノ御子上流エリアに移動し、石舞台の岩で、木織さんが左端の1級を一撃、真ん中の初段もムーブチェックの後、あっさりと完登し、その実力を見せて貰いました。この日は、締め括りにアンパンマンミュージアムにより、一日寒さに晒された子供たちにサービスをして終えました。

日ノ御子にて
1_04


  Hino02_2    Hino01_2

子供たちに押え込まれた、保父のりゅうせいさん
Hino03_2

【2日目】 (ニューエリア開拓、春野漁港近くのケーブエリア)

この日は、今回のツアーのメインであった、先日見つけた新エリアの開拓に向かいました。しかし、進むにつれて、山には雪が薄く積もっていて、途中からは高知生まれの私にとっては、吹雪とも思える雪が降ってきました。
ここまで来て敗退する訳にもいかず、取りあえずエリアまで下りてみました。このエリア、岩の形状も高さもランディングも凄まじく、加えて岩質がワイルドで、木織さん曰く、「フューチャアリスティックなエリアですね」との事。
私は、積もった雪を目撃した時点で、既に動ける状態ではなかったのですが、木織さんは鍛え方が違い、この状況でも準備を始め、見てる方が怖くなるような課題を2つトップアウトし、締め括りに、V5程度だろうという、好課題を残して頂きました。

このエリア最初の課題
2_01

高さ、ランディングの悪さ、ワイルドな岩質と三拍子揃った課題
2_02_2

静かにトライをかさねる前島さん
2_03_2

とび出た二つの石が印象的な好課題
2_04_2

その後、予定では、もうひとつのニューエリアに行く事になっていたのですが、あまりにも寒く、子供たちにとって、かなり危険な状態であると判断し、海辺のケーブエリアに転進しました。ケーブエリアでは、私がやっていたラインを簡単に片付け、ケーブをダイレクトに攻める課題にトライを開始されましたが、残念ながら完登はなりませんでした。推定2段だろうという、トウフックを駆使して、最後に強烈なキャンパスムーブが出てくるプロジェクトを残して頂きました。

海辺のケーブエリアにて
2_05

ケーブをダイレクトに攻めるプロジェクト
2_06

キャンパスムーブに入る手前
Cave

銀色に輝く海
2_07

【3日目】 (安田海岸、ハイボールプロジェクトのエリア)

2日目の夜、大晦日の五木ひろしが登場する頃、これも15年前にフランケンユーラに登りに行った時に、お世話になった上中さんファミリーが無事、我が家に到着されました。上中さんは、奥様の恵子さんと、京都でR-PRESSクライミングスクールを主催されていて、このスクールは、なんと高知からも遠距離バスで通っている生徒がいるという、私も教えを請いたい老舗のスクールです。

3日目の元日は、前日より、さらに気温が下がるとの予報であった為、海のエリアに向かう事にしました。最初は、安田海岸。このエリアの看板である、「君に捧げるフィンガーチップ」は、あいにく波に揉まれていて、取り付く事が出来ませんでしたが、新たな課題を皆さんで開拓しまくって頂きました。なかでも、「安田フレーク」裏に設定されたカンテの課題「心はサマーカンテ」と、つるつるの岩の頭を叩いて登る「つるっぱげ君」は、このエリアのクラシックとなる事でしょう。(課題名は、私がつけさせて頂きました)

その後、ハイボールプロジェクトのエリアに移動し、奥にある穴ぼこのハングからマントルを反す課題をトライしました。この課題、ランディングが非常にやばく、高い位置でのマントルとなる為、かなり勇気がいります。見事、木織さんが初登され、私も第2登を決める事が出来ました。

海がきれいでした
3_01

 楽しいポケットのフェース         「アナノビール」左
  3_02    3_03

 面白い形状のカンテ課題         上中さん、かっこいいなあ
  3_04_2   3_05

 つるつるの岩                カンテのポケット課題
  3_06    3_07

【4日目】 (もうひとつのニューエリア)

最終日、上中家は王子ヶ岳に移動され、木織家と前島さん、永尾家でもうひとつのニューエリアに開拓に向かいました。この新エリアも、かなりヤバイです。岩が遥か彼方まで続いています。
最初に木織さんが、美しいカンテのラインを初登、女性陣はダイクが何本も走ったような縞々の岩にトライ、最後に傾斜の強いハング、根本のポケットにぶら下ってスタートし、ハング中の斜めフィンガーにロングリーチを伸ばす課題をトライしました。この課題、完登はならず、前島さんがトライしていた右に抜けるラインとあわせて、私が引継ぐ事になりました。
さらにもう一箇所、調査を予定していたエリアがあったのですが、今回は時間切れで、また私が調査を行ない報告させて頂きます。

エリア遠景
4_01

 美しいカンテの課題            しましまの岩
  4_02    4_03

 ハングのプロジェクト            右側の課題
  4_04    4_05


4_06

【おまけ】

ハッピバースディ!            家の前の公園で
Oma01    Oma02

名村ボルダーの最新課題
Namuranew

4日間の夢のような時間が、あっという間に過去ってしまいました。今回のツアーで、長年クライミングに情熱を捧げてきたクライマーの迫力ある登りに触れ、クライミングの魅力、素晴らしさを再認識する事が出来ました。そして私も、またそんなクライマーになりたいと思いました。

皆さん、どうもありがとうございました。
今年も、素晴らしい岩を求めて、A Happy New Year!

|

« のぼっちゅうにゃあ | トップページ | ウルトラマリーン »

4.その他」カテゴリの記事

コメント

明けましておめでとうございます。合宿お疲れ様でした。素晴らしい内容ですねぇ~。寒さに負けず、指がかじかむでしょうに・・・。
皆様も素晴らしいクライマーの方たちのようですね。お互いに刺激しあえるって、とても良いことですね。
少し、課題を残している方が、次の楽しみに繋がりますよね。
私も学校の課題をいつも残して行っています(それとこれと別?w)今年も素晴らしい岩との出会いがあるといいですね!体に気をつけて、また一年岩と家族と幸せにお過ごし下さい(^-^)

投稿: PEN | 2008/01/08 11:01

あけましておめでとうございます。
今年の正月は、高知でも雪がふり凄い寒さでしたが、賑やかなものになりました。
よっしーとめいちゃんは、みんなに可愛がって貰って、短期間に凄く成長したように思います。みかこも、刺激を受けたようで、またクライミングを頑張り始めました。
PENさんも、春の試験に向けて、学校の方、がんばって下さい。では、また。

投稿: 永○ | 2008/01/08 14:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/217744/17561849

この記事へのトラックバック一覧です: 黒潮ボルダリングツアー:

« のぼっちゅうにゃあ | トップページ | ウルトラマリーン »